こんにちは。Canaryです。
今回は、PC版MT4をVPS上で稼働させる際に
1台あたり月1,000円~ (=年間12,000円以上) 節約する方法
をご紹介します。

【その対応方法とは?】
・・・ズバリ、VPSのOSをLinuxにする です!

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これにより、Windows OSのVPSと比較すると 1台につき月々1,000円~ (=年間で12,000円超) の節約になります。
※使用するVPS業者やVPSのスペックで節約額は増減します。
例)
私Canaryの実運用では、VPSを Xserver VPS 5台 と Advin Servers 1台 (海外VPS) の計7台を利用しておりますが、WindowsサーバとLinuxサーバの価格差は 年間116,760円 (=月あたり9,730円) と大変大きな差に!
※2023年7月現在

節約分で毎年EAが数本買えちゃいます!!
なぜVPS費用がLinux化で節約できるのかと言いますと、LinuxはOSライセンスフィーが掛からずWindowsよりも安価 であるためです。
実際のCanaryの節約の内訳です。
- 国内VPS:Xserver VPS →月々5,250円の節約 (=¥1,050×5台分)
- 海外VPS:Advin Servers →月々4,480円の節約 (=$32×1台分)

月々でこの差はエグい!!
VPS業者 | プラン | Windowsの 1ヶ月費用 | Linuxの 1ヶ月費用 | 節約額 |
---|---|---|---|---|
Xserver VPS | 3コア | ¥2,200 | ¥1,150 | ¥1,050 |
Advin Servers | 4コア | $40 | $8 | $32 (¥4,480) |

「なんじゃこりゃー」という方々向けに、
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Linux VPS初期セットアップ代行の内容は、以下の通りです。
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複数台のセットアップをご希望の方や、その他のお支払い方法 (ペイパル、メルペイ送金、Amazonギフト券) をご希望の方は、X (旧Twitter) アカウント までDM願います。
【重要】注意事項
ご契約されるVPSのスペックが以下を満たしていることをご確認の上で、ご依頼をお願いいたします。ご不明な点がございましたら X (旧Twitter) アカウント までお問い合わせください。
- OS:ubuntu 22.04 または 20.04 ※22.04を推奨、18.04以下はNG
- CPU:2コア以上
- 搭載メモリ:2GB以上
- ストレージ:30GB以上 ※NVMeタイプの高速SSDを強く推奨

Xserver VPS の場合、高額プランではなく
最安の2GBプランを複数契約するのが
最もコスパが良くオススメ!
1台にまとめても結局MT4は分散するので、
複数台でもそこまで面倒ではありませんよ🤗
初期セットアップ代行ご購入者様の声

初期セットアップ代行数は累計で【63台】。
EA-BANKをご利用の方が多いですね😇
※2023/8/31現在






【Linux化のデメリット×2】
Linux VPSを使う上で把握しておくべきデメリットについて説明します。
①:セットアップが手間
②:「EA剥がれ」「EAパラメータ欠損」が発生することがある③:MT4が固まってタイトルバーしか表示されない ※解消済み④:動作しない機能がある ※解消済み⑤:動作しないEAがある ※解消済み
Windowsと同等の動作を期待されると思いますが、残念ながら実際は 正式環境ではないLinux上でMT4を動かすことになるため、不都合な点や細かな違いがどうしても発生します。
極論しますと、Windows VPSの料金にご不満のない方/デメリットを受け入れてまで節約はしたくない方は、敢えてLinux VPSを導入する必要はない です。
「VPS料金を安くしたいので、デメリットは割り切って受け入れます」という方のみ、導入/セットアップ代行のご依頼をお勧めします。

Canary自身は記載のデメリットは割り切れると考え、
2019年から3年以上実運用に利用し続けています。
OSをLinuxにすることで良くなる面もあります。
それは 安定性 です。
一般的に LinuxはWindowsよりもOSとしての安定性に優れている と言われています。
Canaryも当初はWindows Serverを使用していましたが、「勝手にVPSが再起動したケース」や (メモリ枯渇や原因不明の動作遅延で)「MT4が正常動作しなくなって再起動せざるを得ないケース」が度々ありました。
しかし、OSをLinuxにしてから、システムの異常に伴ってVPSの再起動が必要になったことはほとんどなく、定期的なVPS再起動も半年に1度程度しか行っていません。
デメリット①:セットアップが手間
セットアップ手順は後述しておりますが、なかなかに 難解&面倒 です💦 さらに、問題に直面した場合は自己解決する知識・スキルが要求されます。

セットアップ代行 をご依頼いただけば、
この手間はありません!
デメリット②:「EA剥がれ」「EAパラメータ欠損」が発生することがある
VPSの再起動等でMT4を停止~再起動後、「元々稼働していたEAが停止している (=EA剥がれ)」や「EAのパラメータの一部 (文字列パラメータ) が空になっている」場合があります。 MT4を再起動した後は、全てのEAが起動してパラメータがおかしくないか見直しを行ってください。
■ 「EAパラメータ欠損」で想定される副次的問題
- オーダーコメントが空になった。
- 認証キーが空になってEAが起動されなかった。
他方で、Linux VPSは上述しました通り大変安定しておりますので、VPSの再起動自体はWindowsのように頻繁に行う必要はありません。

ここ最近ですと、Canary自身は
半年に1回程度再起動するくらいですYO
過去に発生→解消済みの課題 (③~⑤) の内容も参考として以下に残しておきます。
デメリット③:MT4が固まってタイトルバーしか表示されない ※解消済み
MT4の画面が固まったかのようになった上にタイトルバーしか表示されない現象が (特にEAを多く動かしている場合に) 発生することがあります。
最初は戸惑われると思いますが、実は 裏でEAは問題なく動いているケースがほとんど であり、その場合は放っておいても問題はありません。
また、しばらく待つとこの現象から回復することもあります。※回復しない場合、Canaryはポジションがはけたタイミングや週末等を待ってMT4の再起動を行っています。
デメリット④:動作しない機能がある ※解消済み
MT4の機能で動作しないものは、「MQL5.comへのログイン」「MT4の自動アップデート」「プッシュ通知」の3つ が見つかっております。
- MQL5.comへのログイン: MQL5.comマーケットのEAが一切使えません。既に購入されている/これから購入しようとしている方は特にご注意ください。
- MT4の自動アップデート (回避方法あり): MT4はWindows上で動作させていれば、自動でバージョン更新を検知しアップデートされますが、Linux上では自動更新はされません。 →アップデート自体はインストーラを手動で再実行、または、terminal.exeを手動で上書きすることにより可能ですので、本件は大きな問題ではないと考えます。
- プッシュ通知 (回避方法あり): 通常、PC版MT4からスマートフォンへのトレード処理結果のプッシュ通知が可能ですが、Linux上にインストールしたMT4からは通知に失敗してしまいます。 → 対処方法: 別のWindows PCにMT4をインストール、同一の口座にログインした上でプッシュ通知を設定することで、トレード処理結果はこのPC経由で問題なく通知されます。
デメリット⑤:動作しないEAがある ※解消済み
上述しましたように、MQL5.comマーケットのEAは全て使えません。
また、その他のEAでCanaryが発見したものはこれまで1つだけあります。 それは《Myfxbook.ex4》(Myfxbookから提供されている取引情報アップロード用EA) です。 何故かサーバと通信ができず、EA経由で取引情報のアップロードが出来ませんでした。
- WebRequest関数が動作しないことが要因と思われますが、Myfxbookには代替手段の Auto Update機能 が用意されているので、実質的には問題にはなっていません。
当サイトの GdTrader や CanaryがGogoJungleから購入したEA「時間は平等」(すいかわさん作) は問題なく動作しています。
また、最近話題のEA-BANKにつきましても、これまで10件以上のセットアップ代行依頼がありましたが、EAが動作しないとの報告はいただいておりません。※2023/8/28現在
【セットアップ手順】
Linux VPSを構築してMT4を稼働させるまでのセットアップ手順をここから記載していきます。
VPS基本設定
最初にVPSの基本的な設定を行います。
OSに Ubuntu 22.04 (LTS) を選択してVPSを作成~起動してください。
例)
Xserver VPSであれば、イメージタイプの選択にて下のスクリーンショットのように《Ubuntu 22.04》を選んでください。

ユーザーアカウントの追加
ユーザーアカウント「ubuntu」を追加し、さらにubuntuをsudoグループへ追加します。
$ adduser ubuntu $ gpasswd -a ubuntu sudo
※追加するアカウント名は必ずしも「ubuntu」でなくても構いませんが、本記事ではこれを前提に記載しています。
VPS業者によりユーザアカウント「ubuntu」が既に追加されているケースもありますが、パスワードが初期設定されていることを必ずご確認ください。設定されていない場合は $ passwd ubuntu
で設定します。
ここで一旦rootをログアウトして、ubuntuでログインし直します。
パッケージ更新と日本語/ロケール設定
apt update & upgradeでubuntuパッケージ更新後、日本語フォントのインストールとロケール設定を行います。
$ sudo apt -y update && sudo apt -y upgrade $ sudo apt install -y 'fonts-takao-*' language-pack-ja-base language-pack-ja $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo $ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
(オプション) スワップ領域の設定
メモリスワップ領域を設定します。 →参考サイト
ご契約のVPSのプランによっては既に設定されていることもあります。その場合は対応不要です。
1行目のスワップサイズ 《128MB×16=2GB》 は、VPSのスペック (主に実メモリサイズ) に応じて適宜ご調整ください。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=128M count=16 $ sudo chmod 600 /swapfile $ sudo mkswap /swapfile $ sudo swapon /swapfile $ sudo swapon -s $ sudo sh -c "echo '/swapfile swap swap sw 0 0' >> /etc/fstab"
(オプション) 管理者ログインの禁止設定
SSH経由での直接rootログインを禁止します。
必須ではありませんが、セキュリティ向上のため対応しておくことをオススメします。
※ユーザアカウント (ubuntu) からは問題なくログインできます。
$ sudo cp -p /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.org $ sudo sed -e 's/^PermitRootLogin yes/PermitRootLogin no/g' -i /etc/ssh/sshd_config $ sudo service ssh restart
(オプション) ファイアウォールの設定
設定しなくても動作するのでオプション扱いですが、セキュリティ向上のためファイアウォールの設定は強く推奨します。
少なくとも以下の2ポートは対応が必要です。
- SSH:CUI接続用、デフォルトのポート番号は22。
- RDP:リモートデスクトップ接続用、デフォルトのポート番号は3389。
各ポート番号は、VPS業者からの指定があればそれに従ってください。
Contabo等、VPS側でファイアウォールが用意されていない場合、自分でファイアウォール用のソフト「ufw」をインストールします。
$ sudo systemctl enable ufw $ sudo systemctl restart ufw $ sudo ufw logging on $ sudo ufw allow ssh $ sudo ufw allow 3389/tcp $ sudo ufw enable $ sudo ufw status Status: active To Action From -- ------ ---- 22/tcp ALLOW Anywhere 3389/tcp ALLOW Anywhere 22/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6) 3389/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6)
(オプション) 一定時間でSSHが切れないようにする対策
SSH接続はデフォルト設定だと120秒で切れてしまって少々不便ですので切れないように対策します。
これも対応必須ではありません。また、共用PCで利用している方等はセキュリティ的に対応しない方が良いですね。
$ sudo sed -e 's/^#ClientAliveInterval 0/ClientAliveInterval 120/g' -i /etc/ssh/sshd_config $ sudo sed -e 's/^#ClientAliveCountMax 3/ClientAliveCountMax 3/g' -i /etc/ssh/sshd_config $ sudo service ssh restart
デスクトップ環境のインストール
Ubuntu OSは、WindowsやMacのようなグラフィカル環境は標準では用意されておらず、CUIのみしか使えません。
これではMT4は動きませんので、自分で導入する必要があります。
色々な選択肢がありますが、今回は軽量で有名なデスクトップ環境「LXDE」をインストールします。

LXDEとxrdpのインストール
まずLXDEとxrdpをインストールします。
$ sudo apt install -y lxde-core xrdp $ sudo update-alternatives --config x-session-manager
1つ目のコマンド実行の途中で、gdm/lightdmの選択画面が表示されたら「lightdm」を選択します。
また、上の2つ目のコマンドを実行すると、x-session-managerの選択を要求されますので、「/usr/bin/startlxde」+「手動モード」の番号 (下のスクリーンショットなら “4”) を入力してENTERを押下します。

WEBブラウザのインストール
MT4のレポート表示等のために、WEBブラウザをインストールします。
「レポートの表示は不要」という方も、
WEBブラウザは必ずインストールしてください。
ブラウザを起動できないことで、ゾンビプロセスが残りVPSが不安定になります。
最低限の表示が出来ればよいので、Canaryは軽量ブラウザ「midori」を使っています。

midoriのインストールは以下で行います。
$ sudo apt install -y snapd $ sudo snap install midori
(オプション) スクリーンセーバーの無効化
LXDEのスクリーンセーバーは結構重たいのでOFFにします。
「画面左下のメニュー」→「設定」→「スクリーンセーバー」から下の設定画面が起動できますので、「モード」に「セーバーを無効にする」を選択ください。
#スクリーンセーバーはどうしても動かしたい!という方は対応不要です。

Wineのインストール
Linux上でWindowsアプリを動作させるためのプログラムである「Wine」を導入します。
Wineも幾つか選択肢がありますが、Canaryは比較検討の結果「Wine HQ」を使用しています。

Wine HQのインストール手順
リモートデスクトップ (RDP) でVPSへログインし、RDP上でターミナルを開いて 以下のコマンドを実行します。
※ターミナルは、デスクトップ左下から2番目のボタンを押してファイルマネージャを起動し、「ツール」→「現在のフォルダで端末を開く」で開くことができます。
$ sudo dpkg --add-architecture i386 $ sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings $ wget -O- https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key | sudo tee /usr/share/keyrings/winehq-archive.key $ wget -O- https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key | sudo tee /usr/share/keyrings/winehq-archive.key $ wget -O- https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/winehq-jammy.sources $ sudo apt -y update $ sudo apt install -y --install-recommends winehq-stable $ sudo apt install -y winetricks $ winetricks winhttp
途中で下のスクリーンショットのような「Wine Monoインストーラ」のダイアログが表示されますが、「インストール」ボタンを押して進めてください。
※SSH接続のターミナル上では本ダイアログが表示されないためインストールが不完全になります。上記コマンドに関しては必ずRDP接続のターミナル上で実行ください。

日本語フォントのインストール
Wineのインストールが完了しましたら、Wine上のアプリケーションが日本語を表示できるように、ご自身のWindows PCの「C:¥Windows¥Fonts」フォルダから、以下の3ファイルを「~/.wine/drive_c/windows/Fonts」にコピーしてください。
- msgothic.ttc、webdings.ttf、wingding.ttf
以上でWineのインストールと設定は完了です。
MT4のインストール
最後に目的のWindows版のMT4をインストールします。
MT4インストーラをSFTPソフト等でVPSにアップロードし、下のスクリーンショットのようにファイルマネージャ上からアップロードしたインストーラをダブルクリック実行ください。
後はWindowsで実行した場合と同じ手順でインストールができます。

2回目以降の起動は、下のスクリーンショットのようにデスクトップのショートカットまたはスタートメニューから可能です。

EAのアップロードはSFTPソフト等で適宜行ってください。
EAの配置場所 (GemForexの例):/home/ubuntu/.drive_c/Program Files/GemFX MT4/MQL4/Experts
以上でインストールの全てが完了しました。 後はWindowsと同様にMT4が使用できます。
大変お疲れさまでした!
【2023/3/4追記】 Wine 7 → 8 へのアップデート手順
2023/1/23以前にインストールされた方は、上でインストールした Wine のバージョンが “7.0.1” (Wine 7) になっていると思いますが、現在はより安定化した「Wine 8」がリリースされています。
Canaryも既にWine 8へアップデート済み&使用中ですが、上述したデメリットの中で (発生すると最も厄介な)「MT4が固まってタイトルバーしか表示されない」が解消されます!

これはアップデートするしかない!!
Wine 7からWine 8へのアップデート手順は以下の通り。
①:起動しているMT4を全終了し、VPSを再起動する。
②:リモートデスクトップでアクセスし、ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行する。
$ sudo apt -y update $ sudo apt -y upgrade
これだけでアップデートの実行自体は終了ですが、この後にMT4を実行すると、以下のポップアップが表示されるので、「インストール」を選択します。

これでアップデート作業の全てが完了です。
【トラブルシューティング】
トラブルシューティング集です。
ここで解決できない場合、下方のコメントまたは X (旧Twitter) アカウント までご連絡ください。
本現象は最新のWine 8をインストールすることによりほぼ発生しなくなりました。
- Wine 8へのアップデート方法はこちら
※VPSの性能不足によるフリーズへの緩和方法については以下の参考情報をご参照ください。
MT4やチャート数を多く表示していると、(VPS自体は固まってないのですが) MT4の画面が固まったかのような動作になることがたまに発生します。
※お使いのVPSのスペックや通信時間、EAの負荷にも依存します。
Windowsでも発生するようですが、Linux (Ubuntu) VPSは少々Windowsよりも発生しやすい傾向があるように思われます。
ただし、この際もEAは正常に動いているケースがほとんどであり、MT4の画面のみ固まっているようです。→CanaryはEAが止まる週末等を待って、MT4のみ再起動を掛けるようにしています。
■参考情報
これまでLinux VPSを使ってきた経験から、Canaryが「できる限りMT4が固まらないように」対策している内容は以下の4点です。
- VPSの画面を出来るだけ狭くする。(推奨:1024×768)
- 1つのMT4で開くチャート数 (= EA数) は5個までにする。→20個EAを動かしたいなら4個MT4をインストール。
- 設定が終わったMT4は全て最小化し、デスクトップが見える状態にしておく。
- 一般的に「MT4が軽くなる」と言われている対策は全て適用する。参考サイト:https://fx-d.jp/mt4/how-to-mt4/mt4-smart.html
Windowsリモートデスクトップ接続の「資格情報を保存できるようにする」のチェックボックスが表示されない(=パスワードの保存ができない)ため、毎回パスワードの入力が必要になってしまった場合の対処法です。

■手順①:スタートメニューから「資格情報マネージャー」を検索して起動。

■手順②:「Windows資格情報」→「汎用資格情報の追加」

■手順③:アドレス・ユーザ名・パスワードを入力してOK。
※アドレスには【TERMSRV/<IPアドレス>】を入力すること!

以上で設定は完了です。
以降はパスワード入力画面が表示されなくなり、スムーズに接続できるようになるはずです。
VPSを再起動するか、SSH接続して以下のコマンドをお試しください。
※必ず接続に失敗する場合はインストール自体が失敗しています。
$ sudo systemctl restart xrdp-sesman.service
2023年7月頃よりMT4インストーラのフォーマットが変更になったようで、そちらに2023/2/3以前にセットアップさせていただいたLinuxシステムが対応できておりません。
システムをアップデートさせていただきますので、X (旧Twitter) アカウント までお問い合わせください。
Linux VPS上で みなとEAショップ のEAは、現状では以下のように「認証サーバーに接続できません。」と表示されてEAが起動できません。※2023/8/31現在

みなとEAショップさんより、配布されている認証ライブラリ「authlib4.ex4」の修正版 (※ベータ版) を頂いており、こちらに入れ替えることにより正常に起動することが可能です。
→ 修正版認証ライブラリのダウンロードは こちら
- zipファイル内の authlib4.ex4 を既存のものと置き換えて設置してください。
- さらに、MT4の「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザ」タブの「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてご使用ください。※その代わりに「WebRequestを許可するURLリスト」の編集は不要です。
- 試験用のベータ版ですので、正式版がリリースされましたら入れ替えをお願いします。
- 上記ファイルの再配布はご遠慮ください。
【Ubuntu対応のVPS業者情報】
Ubuntu OSに対応しているおすすめの国内VPS業者へのリンク集です。

こちらからご契約いただけると
大変嬉しいです🙇♂️
Canaryの個人的オススメは、、、圧倒的に Xserver VPS です!! パフォーマンスが段違いに良い上に格安 と申し分なし。
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他方で カゴヤ・ジャパン のVPSは、初期費用無し&日割りで利用可能 なのでスポット的な用途にも向いています。スペックもまずまず。
【まとめ】
ちょっと長くなってしまいましたが、VPS料金を《年1.2万円~/台》節約する方法をご紹介しました。
間違いや動かない等のご報告は、下方のコメント欄か X (旧Twitter) アカウント までご連絡頂けたら幸いです。
なお、KAGOYA Japan | Amazon AWS | Microsoft Azure をご利用であれば、セットアップ済みVPSインスタンスのクローン (=まるっとコピーして即稼働) が出来る と言う大きな利点があり、更に効率的です。

コメント
非常に有意義な記事をありがとうございます。
一点お伺いしたいのですが、こちらのやり方はMT4専用でしょうか?
Ubuntu 18.04 (LTS) 自体は64bitみたいなのでWineHQも64bitのものをインストールしてるかなとは思うのでMT5もこのままのセット方法で稼働しそうなのですが、実際動くのかが気になりご連絡させていただきました。
どうか宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
残念ながら、自分の方法だとWINEは32bitとしてインストールしていますので、MT5は動作しないと思われます。
→インストール時に「export WINEARCH=win32」を設定しています。
試しにMT5のインストーラを実行してみましたが「EXEフォーマットが不正です」と表示されてインストール出来ませんでした。
インストール手順から「export WINEARCH=win32」を外して実行してみたところ、すんなりMT5が動作しました。
Wine自体は32bit/64bitで分ける必要があるため、MT4と共存させるためにはちょっと細工が必要でしたが、MT5のみであれば上記を外すだけで問題なさそうです。
だいぶ時間が経ってしまいましたが、ご参考までに。
とても良い情報ありがとうございます。
早速VPS契約しubuntu入れたのですが、
クリックしてから反応するまでの動きが遅く感じます。
ドイツにサーバーがあるからだと別の方のツイートを見たのですが
Canaryさんも同じ様な感じでしょうか?
こんにちは。
自分はアメリカと日本のVPSを契約していますが、やはりアメリカの方はワンテンポ反応が遅れますね。
(自分はそこまでは気になっていませんが、慣れてるせいかも知れません。)
また、(特におかしなプロセスもいないのに)なぜか恒常的にCPU負荷が高くて反応も悪いことが一度ありました。
VPSを初期化~再インストールしたら直りましたが、根本原因は不明のままです。
ご参考まで。
大変素晴らしい記事をありがとうございます。
先日は、VPSの設定を行っていただき誠にお世話になりました。
WindowsのVPSでは、安定稼働のために以下の設定を行っていましたが、
UbuntuのVPSにおいては以下の設定と同様のことは行えるのでしょうか?
・週末再起動のスケジュール設定
・自動ログオン設定
・MT4の自動起動設定
(参考)https://www.pillows.work/entry/vps-saikidou
・Windows Updateで自動再起動しない設定
・スリープしない設定
ちなみに、スリープしない設定に関してだけは、UbuntuのVPSにてすでに
設定されていることを確認しました。
また、スクリーンセーバーは影響しないはずですが、スリープしない設定
の近くで見かけたので、一応スクリーンセーバーもオフにしておきました。
Canaryさんはどのように設定されておりますでしょうか。
お世話になります。
VPSセットアップ権のご購入も誠にありがとうございました。
ご質問の件、Ubuntu(Linux)は自由度が高いので、どれも対応しようと思えば対応できる内容と思います。
ですが、Ubuntuは安定性が高いため、そもそも「週末再起動」自体が不要であり、それに付随して必要となる「自動ログオン設定」や「MT4の自動起動設定」も必須ではないと考えております。(対応しておくに越したことはありませんが、手動での再起動でも十分かと。)
「スクリーンセーバーOFF」につきましては確かにご対応いただいた方が良いかも知れませんね。私自身はこれまで特にやってませんでしたが、対応したいと思います。
ありがとうございました。
早速のご対応、誠にありがとうございます。
◆Canaryさんのご意見を参考にさせていただきます。
「週末再起動のスケジュール設定」「自動ログオン設定」
「MT4の自動起動設定」は行わないようにします。
そのかわり、記事にも記載があるように、3ヶ月以内に
一度くらいの周期で、VPSを手動で再起動後、MT4も手動で
再起動してみます。
その際、ヤフオクのメッセージでお伝えいただいたように、
VPSの再起動はVPS自身からではなく、VPS業者のWEBコンソール/
コントロールパネルから実行するよう気を付けます。
VPS自身から再起動を行うと何か異常が起きるということですよね?
◆ちなみに、Windows UpdateのかわりにUbuntu Updateがあると
いう情報を見かけました。
以下URLなどを参考にする限り、初期設定でも自動再起動はされない
ので、EAの動作には影響しないという認識で正しいでしょうか?
そして、Ubuntuをアップデートしたい時は、好きなタイミングで
手動再起動する必要があるということですよね?
https://jp.quora.com/Ubuntu%E3%82%92%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%97%E3%81%9F%E5%BE%8C-%E5%86%8D%E8%B5%B7%E5%8B%95%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%A7
再度お手数をお掛けして恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
お世話になります。
■VPSの再起動方法について
必ず「VPS業者のWEBコンソール/コントロールパネルから」でお願いいたします。
以前、VPS自身からコマンドで再起動を掛けたところ、再起動が完了しなかったことがありました。
■Ubuntuのアップデートについて
まず、アップデートの適用要否は考え方(EAへの影響は避けたいか、EAに影響があってもいいのでなるべく最新にしておきたいか)にもよるので、ご利用者様の判断とさせていただきたく存じます。
アップデートがEAの動作に影響しないとは言い切れないと考えます。
私は少なくともその危険を回避するためアップデートは一切行っておりません。
※但し、セキュリティホールが検出された場合などはアップデートを行うつもりではおります。
また、「アップデート後の再起動の有無」に関しては、そのアップデートに拠りますので、一概に「すぐには不要」「好きなタイミングでOK」にはならないと考えます。
とは言え、基本的には再起動自体が不要なことが多いですね。
→教えていただいたリンクの回答者の通り「OSの根幹をアップデートしていないから」と思われます。
ご回答いただき誠にありがとうございます。
大変参考になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
参考になる記事をありがとうございました。
おかげで、MT4の起動まで確認することができました。
一点質問なのですが、念のためサーバ障害復旧後にMT4を自動で稼働させたいと考えています。
lightdmの自動ログインの設定などいろいろ試しましたが、再起動後は一度手動でログインしないとMT4を起動できませんでした。
可能であればお知恵を拝借できないでしょうか。
ちなみにログイン後のMT4の自動起動は、設定のLXSessionの中にある自動立ち上げで以下のように絶対パスで指定できればできました。
例:wine /home/MT4/terminal.exe
こんにちは!
「LXDE lightdm ubuntu 自動ログイン」 でググると、そこそこ情報はあるようですが、恐らく既に試されてますよね…
自動ログインは、自分自身はやっておらず(かつ試せるテスト環境も今はないので)現時点で特にお伝えできる情報はございません。#スミマセン…💦
また、自動起動の情報ありがとうございます。現在自分は自動ログイン~起動はやってないですが、いずれ試すときに参考にさせていただきます!
よろしくお願いいたします。
こんばんは。
lightdmに限らず他のdisplay managerもいろいろ試してみましたが、再起動後は一回XRDPで接続しないとデスクトップが上がらない状態でした。
Linuxは安定しているとはいえ、サーバが一時的に停止する可能性もあるので、できれば対応したいと試行錯誤しています。
なにか情報があったら提供してもらえると助かります。
こんにちは。
一つ気づいたのですが、実は自動ログイン自体は成功しているということはないでしょうか?
現在のブログ記載の設定ですと「自動ログインのセッション」と「RDPで接続するセッション」は別になると思われます。
従いまして(自動ログイン~MT4起動が成功していたとしても)RDPで接続しても前者のMT4は表示されないはずです。
→試しに、VirtualBoxのコンソールからLXDEに手動ログイン~MT4を起動しましたが、そのVirtualBoxにRDPで接続してもMT4は表示されませんでした。
少なくとも、RDPで接続した際に自動ログインと同一のセッションを表示するような対策が必要になると考えます。
手順通りやりexe開こうとすると下記のエラーがでてしまいました。
何か解決方法分かりますでしょうか。。
You are using a 64-bit WINEPREFIX. Note that many verbs only install 32-bit versions of packages. If you encounter problems, please retest in a clean 32-bit WINEPREFIX before reporting a bug.
WINEが64bitでインストールされてしまっているように見受けられます。
以下を試してみてください。
1)
WINEディレクトリを全削除
$ rm -rf /home/ubuntu/.wine
2)
以下のコマンドを再実行
$ echo “export WINEARCH=win32” >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
$ winetricks winhttp
3)
開いているファイルマネージャがあれば全て終了し、再度ファイルマネージャを起動。
4)
インストーラ(exe)をダブルクリック。
あまさんと同じ症状になったので、
WINEディレクトリを全削除
$ rm -rf /home/ubuntu/.wine
以下のコマンドを再実行
$ echo “export WINEARCH=win32” >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
$ winetricks winhttp
こちらを行ったのですが、winetricks winhttpを実行すると「grep: /home/ubuntu/.wine/*.reg: そのようなファイル、ディレクトリはありません。」
と出て処理が完了しません。
直接GUIでwinetricksを起動してフォルダを作ると64bit版になってしまいます。
どうすれば32ビット版になるのでしょうか?
うーん。見たことのないエラーですね。。。
1点確認ですが、「以下のコマンドを再実行」はSSH上ではなくリモートデスクトップ上で実行する必要がありますが、そうされていましたでしょうか?
はい、RDPから実行しています。
一度おかしくなったので、OS再インストールから再びやっているのですがやはり32ビットバージョンがインストール出来ません…
「RDPのターミナル上から」以下の2つを実行した結果を返信いただけますか?
※結果は切り取らずに全てそのままお送りください。
1) $ cat ~/.wine/system.reg | grep “#arch”
2) $ set | grep WINE
ありがとうございます!
やってみます!
#arch=win32
WINEARCH=win32
となりました!
それならWINEのインストール自体は問題なさそうですね。
アクセサリからwinetricksは選択しないでください。これを実行するとWINE環境がおかしな事になります。
winetricksは必ずコマンドからでお願いします。
とりあえず再インストールでエラーなく進むことはできました。
setup.exeをクリックして開くアプリケーションの選択肢が出てきた場合はアクセサリからwinetricksを選択で良いのでしょうか?
お世話になります。
EAでの運用を始めようと調べているうちにCanaryさんのページを発見し、色々と勉強させてもらっています。VPSについてお聞きしたいのですが、今のところXserverVPSでUbuntuを契約し、セットアップ依頼しようかと考えています。XseverにMT4について質問したところ、Windowsの選択ができないので、MT4は使用できないとの回答がありましたが、Wineをインストールしセットアップすることで使用可能になるとの考えでよろしいのでしょうか?
また、初めはEA-BANKを使用してみようと考えていますが、使用実績はありますか?Contaboは使用できるとのコメントを確認したのですが、Xseverでは使用できないということもありうるのでしょうか?
もしセットアップ代行を依頼した場合、ログインの情報を提供させていただくことになるとうのですが、個人情報の扱いについては問題ないのでしょうか?
よろしくお願いします。
お世話になります。
ツイート(https://twitter.com/canaryw1127/status/1598460940705763328?s=20&t=m5nF6OQa6MT74jMdsK-Dzw)の通り、現状Contaboはパフォーマンス的に課題があるという認識で、当方としましてはContaboよりXsereverを現在はお勧めしています。
EA-BANKに関しましては、自分自身は使用しておりませんが、以下ツイートのように当方に設定代行を依頼いただいた方々は実行されているようでです。
※全てのEAが問題なく動作することを保証している訳ではございません。
お客様のログイン情報に関しましては、セットアップ中のみ保持し、完了次第破棄させていただきます。※「セットアップ代行」という内容上、ログインIDとパスワードを当方にご連絡いただくことは避けられませんが、セットアップ完了後にお客様側でパスワードをご変更いただくことで、それ以降当方がアクセスすることを防止いただくことも可能です。
宜しくお願い致します。